よろず夜話

軍事や自衛隊を多めにしつつ色々な話をするブログ。話の正確性は6割ほど、力を抜いた話ができるようにしたいです。アイコンは陸上自衛隊HPより引用

初めましてと住友の新型機関銃

初投稿

初めまして、このブログは万夜話と申します。ブログ関係はやったことはないので読みにくい、誤字・脱字や変なとこに画像が貼られたり、ティラノサウルスが紙面上を走り回るかもしれませんが暖かく見守っていただけると幸いです。

このブログはミリタリーを中心に政治や社会のこと、個人的にやっているゲームのことなんかのことなどをポツポツやっていく感じになります。何か共感できることや指摘とかありましたらコメントしていただいてください。ただ、お豆腐メンタルなので優しくお願いします。

 

住友の新機関銃特許

閑話休題、本題として今日は住友重工の機関銃の特許について話します。約二年ほど前に住友重工から機関銃に関する新たなる特許を発表しました。この当時の界隈ではある程度話題(不評多め)になっていたそうなのですが、なぜか当時の私は知らなかった事もありここで話そうと思った訳です。そして画像がその特許画像。

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界隈からはMINIMIのパクリなどあまり良い評判を受けないものの、ある程度の話題になったらしいのですが確かに似ていると言われると似ているものがあります。参考として下のものがMINIMI・Mk.3(画像はhttps://www.fnherstal.com/en/product/fn-minimi-762より)。

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https://www.fnherstal.com/en/product/fn-minimi-762

コンパクトにまとめようとしているあたり結構似てますが、フラッシュハイダーのデザインやハンドガードあたりのデザインは違うのかな?と言った印象。FN社からの訴訟もあるのではないかという不安の声も上がっていますが、最近の銃器市場自体が割と似たデザインのものもあるのですぐにどうという事もないんじゃないかと思います。

みんなの不安の原因

何回か伝えていることではありますが、当時のまとめやtwitterなどからの反応は決して良いものではありませんでした。ミリオタの人ならかなりの方がご存知だと思うのですが住友重工は過去に納入した機関銃の性能を偽装・改ざんしていた過去もあり、防衛産業への継続参入は信用されにくい状況となっています。この改ざん発覚以前から自衛隊の内部からの住友製品の評判は悪いとの話でした。さらに怖いのは改ざんをしていた頃から防衛庁(防衛省・防衛装備庁)の監査が入り、検査していたらしいのですがそれすらもすり抜けていたことが不安を助長させていたのでないかと思います。

海外と他産業は?

少し話がブレますが、このような問題は海外のメーカーには全く無いのか?という疑問が湧いてきます。結論を先に言いますと住友のような悪質な改ざんはあまり聞かないですが、欠陥はH&KG36が命中精度が下がる問題が起きていたりします。また、他の産業においては改ざんは近年だと日産自動車フォルクスワーゲンが有名なとこでしょうか。欠陥だと毎週のようにニュースになっている程多いです。

個人的な意見

住友の問題は確かに大きいですが指名再開後も不安だけで住友重工を批判するのもどうなのかなと思ったりします。命を扱うとはいえ、延々と罵られるのも変ですし、何かを持ち上げるためだけに叩かれる存在になってないかと疑問に思います。

 

G36のように欠陥の表出に時間がかかるものもありますし、軍需では無いですがVWのような海外メーカーでも改ざんをし、隠蔽したことがある訳です。でかいから、実績があるから改ざんしないという話でもなければ、ロシアの兵器のように一度信用を落としてもその後にその信用を回復させる事もあります。

私としては、今のミリオタ界隈には自動車界隈でいうドイツ車信仰に近いものを感じます。ミリタリ界隈には国産絶対主義もいるのでその反動な部分もあるのかもしれませんが…。

私としては防衛産業の一つとして留まってくれた事は評価すべきとこなのではないかと思います。防衛産業は最近ですとコマツが撤退する事態になるなど、年々規模を縮小しています。減少していく中で担う企業が減ればそれだけ特定の会社が負担することになるのですが、あまりに大きくなってしまった時にそこが撤退、もしくは欠陥や不正が発覚した時の防衛省側のダメージは計り知れないものになります。これは輸入に依存する形になっても同じです。選択肢を狭めることが防衛産業側の負担をあげることになり歪なものになりやすくなります。

話を戻すと、上記画像はあくまで特許画像で実際の姿ではありません。実際の姿は特定部署の人間以外はまだ知らない状況だと思いますので、早くこの新型機関銃が日の目を見て欲しいと思うと言った一人のミリオタの意見を最後に長くなった記事を締めようと思います。

 

 

 

データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学

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