よろず夜話

軍事や自衛隊を多めにしつつ色々な話をするブログ。話の正確性は6割ほど、力を抜いた話ができるようにしたいです。アイコンは陸上自衛隊HPより引用

軍事系の本に良くある奴と見たいもの

本屋に限らず、アマゾンなどで自衛隊などの軍事系の本を探すときに検索妨害なんじゃないかと思うくらい目に入ってがっかりする本なんかあります。今日は個人的にがっかりする本を紹介します。

図鑑形式のムック本

多分ですが今一番販売されている軍事系の本だと思います。文庫サイズからB4の雑誌サイズまで様々です。確かに手軽でそういうのに詳しく無い人にとってハードルが低い本なのはいいのですが、自衛隊関係だけでも4~5種類くらいあったりととにかく多い。個人的には宝島のトンデモ本と真面目なのと優しいムック本がそれぞれ一つくらいで終わる感じでもいい気がしますが…

最強○○シリーズ

これは特殊部隊や自衛隊関係でよくみる本のシリーズになるのですが、裏付けできないことがあったり、兵器を単体でのみ戦わせたりとあんまり現実的出なかったりします。正直最強を自衛隊が謳うと「じゃあなんで米軍おるんよ?」になりますし、入門書みたいなものとしては悪く無いのですが、事実と異なるイメージが定着するのが少し怖いといった感じです。ちなみに自分の中ではこんなにも強いなどの最強を謳わないものはオッケーだったりします。

政治もの

これだけはがっかりというか、うんざりの方が強い感じになります。憲法とか、政党とか政権の話が嫌いという訳では無いのですが、軍事系のものを求めている時に出てくるとなんかうんざりしてしまいます。なぜ政治ものを軍事の中にまとめるのか、コレガワカラナイ。軍事は外交の一部と考えれば自然と政治が被るので仕方ないとこもありますが、主張のための政治利用に見えてしまうことが結構あるんですよね。

個人的に求めてるもの

今まで散々なことを言ってきましたが、それじゃ私はどんなものが読みたいんじゃ?となります。私が読みたい本は組織に密着して取材した組織の等身大の姿を見せてくれるものや問題点やこれからどうしていったら良いのかとする問題提起的なもの。実際の戦術などが見れるものでしょうか。自衛隊関係であれば少し古いですが『兵士に聞け』なんかが個人的によかったですね。ここでは述べなかったですが歴史系で『陸上自衛隊 機甲全史』などもおすすめです。これからもそういった本が増えてくれると嬉しいところなので待ったり、探して行こうと思います

 

陸上自衛隊 機甲科全史 (戦後日本の戦車部隊65年の道程)

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兵士に聞け 最終章 (新潮文庫)

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自衛隊員が泣いている―壊れゆく“兵士”の命と心

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