よろず夜話

軍事や自衛隊を多めにしつつ色々な話をするブログ。話の正確性は6割ほど、力を抜いた話ができるようにしたいです。アイコンは陸上自衛隊HPより引用

ゲームの今後の記事について

今年も知らぬ間に一月が終わり、二月も半分を過ぎ去ってしまったという実感が湧かず、時が経つスピードに圧倒されています。

 

さて、今回は記事の配分について話そうと思いまして、このブログを開設してからほとんど軍事系の話ばかりしているなと感じゲームの方にも手を出そうといくつか出してますが、これからちょっとゲームの方の割合も少しばかり増やそうかなと思います。

 

理由はそんなに大したことはないのですが、軍事同様にゲームの話ってtwitterでは文量が足りなくてTL占拠したりしてあんまり細かいこととか書けないんですよね。軍事よりも水物な部分がありますが、先日のNieRみたく旬が過ぎ去り乾燥してカピカピになったような話ができるメリットもあるので。

にしても、考察サイトなんかは普段見ないので書いたことが当てずっぽうだったりn番煎じにはなるとは思いますが暖かく見守ってください。ま、このブログのコンセプトは正確性は6割といった感じなのでどうかご容赦を。

 

それと、いつかになるかはわからないですがいつか交通系や他の社会問題とかも扱うかもしれないです。ただ、できるだけ左右対決などの政治性の高い内容にするのは避けようと思います。読まれる方も望んではないでしょうし、自分も煽られたり、攻撃的なコメントは欲しいとは思わないので。とは言え、企画として政治性の高いものは少しやるつもりなのでその時は苦手な方は回避できるようにタイトルに入れようかなと思います。

そんな訳で今回はここまで、最後までありがとうございました!

NieR: Automataの人類会議と機械生命体

戻って来たは良いものの、書くことが欠落してネタに少し困る状態になっています。

ソニーの車なんか少し面白そうではあったんですが、最近車の方はやや追いきれてないのでいつも以上に適当なことを言いそうなので今回は見送ります。追記:機械生命体の字間違えてました。機会生命体ってなんだろ、概念生物になりそう。

 

さて、今回話そうと思うのはもう大昔に旬はすぎたNieR: Automataのお話。

非常に多くの人が話していることだとは思うので今更なのですが、考察ブログの有名どこ見てなかったことを書こうとは思います。ちなみにネタバレがあるかもしれないのでネタバレが嫌な人はブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、話していきます。作中で気になったのはアンドロイド軍(ヨルハ部隊)に対して機械生命体は武装が貧弱であり、本体の性能もアンドロイドを下回り、唯一の強みは数だけといった感じです。事実、主人公の2Bと9S以外の脱走アンドロイドは機械生命体よりも硬く、武装も強いので主人公だけが特段強い個体と言う訳でもなさそうです。

 

ただし、機械生命体の全部が弱い訳でもなく巨大種やよくわかんない魚型のバケモノは一般的なヨルハタイプのアンドロイドより強いといった感じのようです。しかしながら、魚は失敗兵器、洋上プラント型の巨大種も中盤以降は空気と機械生命体の主力兵器になれているかは疑問な状態です。

 

さて、ここで気になる事が出てくる訳です。性能はアンドロイドの方が上でやられている。数も亡骸の数を見るにそんなにアンドロイドも少ない訳でもない。コアを利用した自爆は強大な威力を持つ故にコアのみを利用した戦略兵器を持つことも可能な訳です。(材料が敵のコアなので量産できるかは謎ですが)

そんな軍隊が大した領土を持つことすらできずに何千年も戦い続けるものでしょうか?ちょっと考えにくいと思います。レジスタンス頼みなのも変なところです。きちんとした橋頭堡を確保せずに、部隊を集中的に運用することも疑問があります。資源も軍艦を作り、都市を修復・再生しているのですから資源不足で何もできないということは考えにくいことなので、他に原因があると思われます。

 

そうなると、一つの可能性が出てきます。それはアンドロイドを統括する人類会議と機械生命体は裏で繋がっていたと言うことです。

 

理由は諸々あるのですが、ヨルハ部隊は計画の最終段階で機械生命体の論理ウイルスにかかって全滅するといったものです。なぜそんな無意味なことをしなければならなかったのでしょうか?最初からの計画である以上、2B,9Sが原因ということでもないようですし、真珠湾降下作戦での論理ウイルスの脆弱性が問題となってたのですがその対策のためにといった感じでもないのです。まず、先行型が持つ問題を根本的に解決することなく量産していることにも疑問が出ます。

 

そして、後半になると宇宙ステーションは爆破されますが人類会議のサーバそのものは破壊されていないです。(計画通りなので当然ではあるんですが)

完全勝利を狙える戦力を持ちながらも何もしないどころか敵に与する行動をとり、一定の勢力を地上で保とうとすることもしないのは機械生命体の排除とアンドロイドの勝利からも遠いものですし、作中でも工場の破壊工作をしないなどの変な行動がアンドロイド側に見られます。

 

事の真相はもしかすると作中に語られていたのを自分が忘れているだけかもしれないですし、どっかの生放送で発言しているかもなので自信がある訳ではないですが、多くの核心は謎のままです。人類会議のAIが何を目的に戦争継続をしているのか知る機会があれば2Bたちを襲った悲劇の意味を見いだせるのかもしれません。また何か思う事があればこの話はしようかなと思います。

 

ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション - PS4

ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション - PS4

 

 

 

今更のペルソナ5の気になるところ

十二月のはじめにごろにでも投稿しようとした小話がダラダラと時間が経過してしまいいつしか年の瀬になるまで放置してしまいました。すぐ書かないととは思うのですがなんだか難しい話です。

 

さて、今回は今年の10月ごろに発売となったPS4向けゲームソフト「ペルソナ5R」について話します。若干のネタバレが伴いますので苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。あとフィクションはフィクションでしかないのであくまでも今回の話は実際との違いの指摘に近いものとさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

と、言いましたが内容そのものはペルソナ5の頃の内容になりますので以前に他の方が気になっていたとする旨の意見があってもおかしくないのですが、本題を話すとします。ペルソナ5のニイジマパレス攻略後に明智が主人公を拳銃で殺害するのですが、この時明智は拳銃に消音器をつけて殺害します。

ここで気になるのは元々消音器を付ける必要は果たしてあったのでしょうか?よく考えてみると、明智の能書きでは主人公が看守の拳銃を奪って看守を殺害して自殺するというものです。音消す必要ありましたか……?

多分ないんじゃないかなと思うところです。そもそも警官は獅童に買収されてますし、尋問室は地下深くのところにあります。とてもじゃないですが一般人や見ず知らずの警察官に発砲を聞かれて明智が危うくなる可能性は存在しないのです。カッコつけかな?

 

これは別においといたとしてもまた別の気なるところが存在します。そもそもとして日本の警察が導入している制式採用拳銃ってどれも日本警察特注なんですよね。つまりは警察以外で日本の拳銃を保持している人は少ないわけです。今回、作中で明智が使用したのはデザインの観点からシグ・ザウエルのP230。この銃は日本以外で制式採用されたとこはイギリスのSASやカナダのサスカチュワン高速警備隊、米国の警察など。こうみると言ってるわりに多いと感じますが、警察中心(しかも汚職が少ない)で鹵獲の可能性があるのも英国のSASくらいです。唯一の不安要素としてはリビヤにも輸出されたそうですが基本的に管理の行き届いた組織にしか配備されていません。

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wikipediaより P230

 

で、よく考えなくても隠密作戦をする必要がない一般の警察において消音器を取り付ける機能はほぼ要らないです。取り付けるにはネジを切る必要があります。そんな手間かけるくらいなら同じ弾を使うありふれたの拳銃を使う方が楽に見えます。

例えば有名なものを取り上げるなら第二次世界大戦で使われた暗殺用の拳銃のウェルロッドやVz61スコーピオンなんかがあります。どちらも特殊作戦に使用されることの多かった銃なので暗殺に使うこと自体はなんらおかしくないので代わりは務まると思います。

とはいえ同じ弾を使うのでP230でも十分なポテンシャルはあるのですが如何せん警察向けなのでちょっと無理があるんじゃないかと思います。どうせろくに実況見分しないのですから改造が容易な9mmパラベラム弾を使用しても罰は当たらないんじゃないかと思いますが…

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wikipediaより ウェルロッド

さてはて、結局のところあの拳銃は物語の小道具でしかないのでなんとでも言えてしまうという。

ちなみに、最初の地下鉄事故も路線によりますが自動運転システムを導入してるので廃人化してもああはならないんじゃないかなぁとも思います。いずれにせよ、ペルソナ5は実際にプレイするとたくさん考えることができるのでぜひプレイすることをオススメします。ちなみにこの冬来年の二月に初のアクションRPGをだすようです。どうせなら番長出してもいい気はするんですけどね

 

ペルソナ5 ザ・ロイヤル - PS4

ペルソナ5 ザ・ロイヤル - PS4

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: アトラス
  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: Video Game
 

 

 

 

 

そこが知りたい! 日本の警察組織のしくみ

そこが知りたい! 日本の警察組織のしくみ

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/07/07
  • メディア: 単行本
 

 

AceCombat7 アリコーンの二年間の考察

よろず(笑)になっているので今回初めて軍事以外を取り入れようと思ってこれを書いているのですが、タイトルの通り軍事から完全に離れられてないですね。

 今回の話はゲームのネタバレがあります。ネタバレされたくない人は見ないでください。ついでにだいたい妄想です。間違いだらけですが許してください

 

 

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youtubeより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回はエースコンバットのお話です。先日DLC6弾が発売されて短くも長いトリガー達、ストライダー隊と元エルジア軍所属の超大型潜水艦アリコーンとの戦いに終止符が打たれることになりました。正直80万tも排水量あって浮くのすら怪しそうな潜水艦でしたが、いや強敵でしたね。まさか一部の装備は無限湧き(に近いもの)であったとは…

 

このゲームをあまりご存知ではない方向けに少し説明すると、エースコンバット7は超大国のオーシア連邦と王政復古したエルジア王国が戦争する話で、話のキーとして無人機が沢山出てきます。また過去の集大成ということもあり世界観が非常に作り込まれており、ストーリーも「この世界の片隅に」の監督の方が脚本を担当し、ストーリーの長さもDLCなしで名作と名高いエースコンバットzeroよりも多い20ほどのミッションがあるなどボリューム感のあるものになってます。ただし、ストーリーと難易度はやや難しめになっていてそこは賛否あります。この作品は単純な無人機と有人機の話でも、エースの話でもないと言った感じです。

ace7.acecombat.jp

で、今回考察としているので考察するんですが、タイトルに載せた通りアリコーンの二年間を考えます。アリコーンは元々ユークトバニアで建造され、同国のシンファクシ級潜水艦を元にした改良型です。ちなみにシンファクシ級はエースコンバット5でサンド島のウォードッグ隊によって撃沈されますが、公式コラムでは二隻とも事故による沈没とされてます。オーシアってカバーストーリーの作り方が下手ですよね。

その後ゼネラルリソース経由でエルジア王国に渡りますが、エルジアは灯台戦争においてありコーンを正規任務で使うことはありませんでした。なぜでしょうか?

シンファクシとリムファクシは武装の一つである散弾ミサイルでオーシア第三艦隊を壊滅させることに成功する戦果をあげてます。他にも数多くのオーシア軍部隊を攻撃し戦果をあげ、オーシアは冷戦集結で放棄された兵器を復帰させなければ撃退できませんでした。(サンド島の四機がどっちも仕留めてるのが正確ですが)普通に考えれば兵力で大きく劣るエルジアは国際法を違反(本当に違反してるかは現実じゃないので確かではないですが)してまで民間コンテナに無人機を搭載して攻撃したり、戦争当事国以外にも被害を出す衛星通信網の破壊をしてたのですからアリコーンを使わない道理はないわけです。アリコーンはシンファクシ級の装備から散弾ミサイルをオミットした代わりに、小艦隊をいとも簡単に破壊できるレールガンに3000kmの射程をもつレールキャノンを持っているわけです。

www.youtube.com

また20~30ほどの艦載機を保有しており空母としても機能します。正直単艦で艦隊規模の戦力になるわけです。そんな強い潜水艦はなぜ使われなかったのか?答えはやはり空白の二年間にあると思います。

この二年間は公式に詳細を語られることはないのですが、おそらく事故ではなく仕組んだものだったんじゃないかと思われます。というのも、アリコーン艦長のマティアス・トーレスは大陸戦争後に海軍学校で教官となりますが危険思想を教えていたとして自宅謹慎処分を受けています。

この思想の洗脳のためにアリコーンを二年間(正確には698日)海の底にいたんだと思います。さすがにあの巨体で原子力推進の潜水艦が事故で二年も各国の対潜水艦網を切り抜くのには合理性があまりないです。機関が機能しないなら酸欠や食料不足で乗員が死にますが、アリコーンは欠員ゼロで帰還してるので原子力機関はきちんと機能し、物資を大量に保持していたのは確定的だと思います。

潜水艦の事故は現実の事例ではアルゼンチンのサンファンが事故で沈没しましたが、乗員は全員死亡、船体も内向きに破損するなどしてますし、日本では第六潜水艇事故が過去起きましたが、やはり全員死亡という悲惨な結果となっています。そうなるとやはり死者ゼロだけでも奇跡の所業であり、それが698日にもなると一気に不自然なものになります。

事件当時のアリコーンは艤装は付いてないので武器・弾薬の分も他のものを積むことは可能ではないでしょうか?普通に考えて危険思想に乗員全員が同じ考えに染まった人がたまたま揃うことは考えにくいです。となると、どこかで同じ色に染める必要があります。やはりそうなると、その二年間で極限状態に置かれて洗脳されてしまったのではないでしょうか。

幸いなことにアリコーンのマティアス・トーレス艦長はコンベースの英雄と呼ばれ、彼に付いて行けば生き残れると従う人もいるほどにはカリスマ性があります。洗脳は比較的容易かったのではないでしょうか。

 

さて、二年間の漂流の目的は何も洗脳ためだけではないと思われます。彼は1000万人の救済を目的に核砲弾を撃とうとするわけですが、その前に敵に見つかっては意味がありません。そのためには敵の対潜水艦網をかいくぐるわけです。となるとどこに対潜音響装置SOSUSや、潜水艦の待ち伏せポイントがあるかを探す必要があります。二年あればオーシアの首都のオーレッドに限らず、ユークトバニアのシーニグラードなどの各国の首都攻撃の道筋を探すことはできたのではないでしょうか?

作中ではその手段を知ることは叶いませんでしたが、あのサイズでたくさんの無人兵器を保有していたので何らかのUUV(無人潜水艦)やUSV(無人水上艦/船)を使用してたのかもしれません。

ただし今作での目標がオーレッドなのは今回の相手がたまたまオーシアだったからかもしれないですが、これも理由があってなんじゃないかなと。今作でメビウス1に指令を送っていたスカイアイがオーシア所属ということがわかりました。メビウス1が所属している国際停戦監視団の実態はオーシア軍だったらしいので、メビウス1もオーシア出身だったんじゃないかなと。メビウス1が初登場したのはISAF最後の拠点、ノースポイントから現れたのでノースポイントの軍隊、もしくはオーシア軍であることが比較的自然なんじゃないかなと思います。

当然、その他の地域から出てきた可能性もありますがあれだけの腕で、のこのこ逃げるだけだったのかに疑問が出るのでノースポイントかオーシア、とりわけオーシア所属だったんのじゃないでしょうか。

 

そうなると、マティアス・トーレスがオーレッドに核攻撃する理由もはっきりするわけです。無敵と謳われたエイギル艦隊を破壊したメビウス1、所属するのはオーシア(仮定)。つまりオーレッドへの攻撃はメビウス1への形を変えた復讐だったのではないでしょうか。そしてオーレッドへの攻撃の引き金はメビウス1のように多くの戦果をあげているトリガーの存在で、奇しくもトリガーもエルジアのニヨルド艦隊を壊滅させます。そんなトリガーの姿がメビウス1の姿にかぶった可能性もあるんじゃないかなと思います。トリガーというタックネームに違わず復讐の引き金になったのではないのかと思います。マティアス・トーレスの二年間は一つの目標を攻撃するためだけにしてたのかもしれません。いずれにせよ、アリコーンの二年間は用意周到に計画されていたものだと思われます。皆さんはどう思いますでしょうか。