米無人中戦車プロトタイプ開発前進へ
OH-1が飛行再開後初めて駐屯地の開放日に展示飛行をしたらしいですね。三年と言う長い時間を経たこともあり、ありがたい話です。
今回はアメリカで無人戦車開発の試作機のモデルが発表された話です。
記事によるとキネティック、ジェネラルダイナミクス、テキストロン社の三社のようです。(元記事追記でBEAとプラットアンドミラーのRCV-M計画の参加を発表しているそうです。)
また最初の試作機は2022年度までに作成し、配備は2028年くらいを予定しているそうです。開発名称はRCV。現在はLightのL、MidiumのM、HeavyのH型をそれぞれ計画しているようで、このうちキネティックとテキストロンはRCV-L(light version of robotic combat vehicles)の方の計画が本格化している状態らしいです。
詳細とソースは以下URL:
L型ってどのくらいちっこいのか気になって関連ニュースを見ましたが、膝丈くらいの小型戦車みたいなのが出てきたのでL型は当然ながら対歩兵用兵器と言った感じになりそうです。
個人的な感想としては歩兵と比べて機械である以上は人間よりは装甲化されることになりますのでこの状態でアンブッシュされると小型トーチカとして機能し、敵歩兵に対して非常に脅威になることは間違いなさそうです。このような兵器の大切なところはライフルが通用しにくいであろうという点です。分隊クラスでは対戦車火器もしくは擲弾を所持している兵士は一人か多くて二人ほどに留まり、無人機以外の他の歩兵は無人機を破壊できる兵器を持つ兵士を撃破するだけでよくなり兵士の負担を削減できます。さらに大きな分隊火力を誇る機関銃手はヘイトを貯めやすいでしょうから機銃手の持つ危険性を無人機が担うことになります。
配備は今から10年近く先のようですが、画像のようなpodに機関銃をポン付したタロンよりかは戦力として期待できる一方で、対無人兵器向けの安価な対戦車火器の導入が望まれそうです。ちなみに本筋とは一切関係ないですがリンク先のRCVの画像がぱっと見ソ連戦車にそっくりだったりします。やっぱりソ連は偉大なのかもしれない。
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