米F-15J近代化改修部品の輸出承認
自衛隊向けのF-15Jの関連機器の輸出を承認したそうです。以下は朝日新聞からです。
米国務省は29日、日本に対し、航空自衛隊F15戦闘機の最大98機分の近代化改修に必要な関連機器計45億ドル(約4900億円)分を売却することを承認した。
今年含めた30中期防だとF-15Jの改修予定数は20機程だそうで、98機全機分が一括で承認されたということは次の中期防あたりで一気に近代化改修を進めるという感じでしょうか。F-15の今回中期防での改修はスタンドオフ兵器と電子戦対応だそうで、噂ではレーダーの改修も含まれるそうです。F-15のEX化もこれに含まれます。公式pdfだと巡航ミサイル対応能力等と色々書いてあるので実際に実戦配備されるまでの辛抱でしょうか。
個人的に思うこととしてはせっかく改修するのであるのだから、セントラルコンピューターやコクピット周りも改修しても罰当たりにならないとは思います。米軍のゴールデンイーグルと比べて一世代程改修のペースが遅いという話を聞くのが理由です。
ところで、中期防には1機あたり35億円程(今年の予算では2機108億円)で改修するそうですが、販売額見ると100で割っても1機あたり49億円もします。為替の変動も影響にあるとは思いますが決定時とそこまで大きな変化は起きてないので、もしかすると当初予定よりも大規模な改修になるのかもしれないですね。国内で製造された部品も使用すると思うので今年の予算のペースで改修されると見た方が正解なのかもしれません。いずれにせよ、今後10年以上は自衛隊で使われそうです。